2007/Sept/19 Wed | Zoikhemの必修
少し真面目なピアスの話
今日は少し真面目に。
少しだけ、ですよ。
Labを開かせて頂いてから、定期的に頂く『或る種のメール』があります。
開設以前から、有るには有ったのですが、矢張り頂く量的にはかなり増えました。
『ボディピアスや刺青を実践したい(させたい)ので、ご意見ください』
的なメールが。
勿論。
同好の志から頂く、斯様なメールは常に大歓迎です。
その後、定期的にやり取りをする様になった(所謂メルトモ?)方も多くいらっしゃいます。
ありがたい事ですし、また光栄でもあります。
で『実践』を志す方から頂く質問には、幾つかの類型がありまして。
1】良い彫り師さんやピアッサーやピアスショップを紹介して
2】拡張について
3】体験談を教えて
4】パートナーへの説得方法(またはパートナーの見つけ方)
5】そもそも興味が先にたって、ご自身が何を質問したいかがまだ不明瞭
この辺りでしょうか。
頂く類型の4や5には、正直雑談程度のお返事しか返す事が出来ません、殆どの場合。
見つけ方など、Zoikhemが教えて頂きたいくらいですし(笑)。
類型5であった後に整理された類型1などになられる方であれば、勿論、その後出来うる限りのお話を体験談も交えてお返事させて頂く事はございますけども。
1〜3などの具体的なご質問であれば、Zoikhemなりの拙い意見や経験を返信させて頂いてきました。
其の拙さ、情報の足りなさにも意味は有るだろうと思うからです。
そして、その際Zoikhemの返答にも幾つかのパターンが御座います。
【ピアスをしたい、させたい】
と言う方には、基本的には持っている情報を残さずお見せしてきました。
セルフでする為の知識も、また信頼するに足る技術者のいるサロンの情報も、また通販をはじめとする機材入手の手段も。
また、起こりがちなトラブルや、其の対処法なども。
自己責任であると言う前提を踏まえた上で、ファーストピアス程度であるならば
『可逆な身体改造』
だろう、という見地から求められるままに情報は開示してきました。
現状復帰がそれほど困難ではないからです。
【刺青をしたい、させたい】
と言う方には、彫り師さんの情報くらいはご提示しても基本的には、
『自分で探して、その上でよく考えてみてください』
とお答えする事が殆どでした。
Zoikhemの経験自体が拙なすぎてお話にならないうえに(比較検討の仕様がありませんしね、Zoikhemの内部ですら)、刺青と言う身体改造が、
『不可逆な施術』
であるという其の重大な一点を鑑みての事です。
確かにレーザーなどの処置で、或る程度までの刺青は脱色処分ができるようですが、其のかわりに独特の『痕』が残る場合も多いみたいですしねぇ?
多くの方が『恥丘』への刺青の話を質問して来られました。
時に聞かれるのが
『陰毛を生やせば隠せるのでは?』
というご意見。
まさかですよ(苦笑)。
海野やよいの漫画にでてくる『悪い男がする脅し交じりの甘言』じゃあるまいし「陰毛で消えるから大丈夫」なんて、ありえないですよ(汗)。
…具体的な作品名を忘れてしまいました(汗)。
まぁ、めちゃくちゃな剛毛(笑)で、しかも刺青が黒単色でサイズも小さい、とかならば隠す事も可能でしょうけども。
あっと、語弊の無いように先に書いておきますと、海野やよいさんのマンガは大好きです。
恐らく全作品コンプしてます(笑)。
上記のような事もあって、所詮は部外者に過ぎないZoikhemが軽々に『唆す』様な発言をするのは厳に慎むべきであろうと思っていたのです。
刺青に関しては。
『どうしてもしたい!』と言う情熱やパートナーとの官能が有るのならば、其の情熱で以って知識の不足などは幾らでも補えるであろうとも思いますし。
逆に言えばピアスに関しては、たいした斟酌無しにZoikhemは『案内』してきた、と言うことになります。
繰り返しになりますが、理由は上記の通りです。
今でも、ピアスの施術、つまりファーストピアスに関しては、そうやって案内してきた事には後悔はしておりません。
知識として間違った事は伝えていないと思いますし、其の現状復帰性にも矢張り疑いは持っていません。
が。
類型2である『拡張』に関しても、求められるがままに『案内』してきた事には、自らに多少の疑問を持っているZoikhemなのです。
というのも。
Choyeの日常生活を見て
『こりゃ大変だぞ』と。
『刺青は其の不可逆性を除けば日常への悪影響はほぼ無いけども、過剰に拡張された性器ピアスは日常を相当に犠牲にするぞ』と。
Choyeは文句一つ言いませんし、更なる拡張にもにっこり決意の笑みを浮かべるだけですが、端で見ていて気にならずには居れないほどに性器ピアスは生活に影響を与えています。
まぁ、Zoikhemはといえば多少可哀想に思いつつも、更なるハードルを提示しているわけですけども(汗)。
影響の最たるもの。
何と言うか、普通に長時間座れないのです(汗)。
男性ならば判っていただけると思いますが『チンポジ』が悪いと、どうにもストレスが溜まりますよね?
でも、それでも『痛い』まではないですよね?
行き過ぎた拡張性器ピアスは、其のストレスに似て更に痛みを伴ったものを、着席時に漏れなくもたらすようなのです。
勿論、個人差は大きいことでしょう。
しかし、或る程度の限界を超えたら、どなたでも起こりえる事でもあるとも思います。
Spring様(スイマセン、お名前をお借りしました(汗))の素敵過ぎるパートナーであるMilk様にも、同様の悩みがあるようですし。
まぁ、お二人はZoikhemとChoyeなどを遥かに越えた『想いと歴史』をお持ちですから、そんな負担は屁でもないのかもしれません。
お外での食事時、電車での移動時、映画を見ているとき、そして社会人として様々に必要な長時間の着席。
全ての場合に於いて、Choyeは間歇する違和感や痛みと同伴しています。
時にはトイレで『マンポジ』を調整し痛みの緩和を図りますが、そもそもトイレに頻繁には行けないですしね。
そして、時に腫れます。
『清潔』は常に心がけていますが、圧迫されがちな部位である『股間』に定置された『或る程度以上の重量と容積を持つ異物』が、肉体に影響を与えないわけがありません。
金属同士で挟まれたりするようです。
勿論、腫れている際は、着席時の違和感は倍増します。
以上のことは、Zoikhemの観察です。
Choyeは一切泣き言を言いませんし、寧ろ落ち着きなく座り位置を代える事に詫びを入れてきたりします。
まぁ、其の謝罪自体がZoikhemを更にイラつかせたりもするわけですけども(汗)。
徒然と書きなぐってきましたので、文章がとっ散らかっております事をここらでお詫びいたします(汗)。
要旨と致しましては。
性器ピアス入れるのは簡単であるが、或る程度以上のホール拡張は色々な副作用を引き起こしがちだし、そういった副作用の一つである『着席に難が発生する』は、社会人にとって思った以上に影響がある、と言うことです。
まぁ。
それでも刺青と違って、外せば良い、と言うのは本当なんですけどね。
穴は流石に塞がらないでしょうけども(笑)。
と言うことで、シングルゲージ以上への性器ピアス拡張は慎重に!
度を越えた負担は、其の『維持』自体を危うくするので戦略的な撤退も時には必要ですよ!
さて、Choyeの次のサイズのピアスもそろそろオーダーしようっと(笑)。
あっと、今回色々と要らない事も書きましたが、個別の相談メールは此れからも大歓迎ですよ。
構えず、楽しい遣り取りを致しましょう。
メールだから言える忌憚の無さもありますしね(笑)。
とつらつら書いてきましたが、Tea様とかはいかがでしょう?マンポジが大変ではありませんか?
ねぇ、Toris様(笑)?
次回更新からの先行(但し没)
盛り沢山な更新になりそうです。
コス的でもあって、自慰でもあって、粘膜系でもあって、中出しでもあって、奉仕でもあると言う、そんな感じ。
要は『流れをそのまま全て入れました』です。
Zoikhem的には大好きなシリーズですので、ご期待くださいませ。
仕舞
Zoikhem
Comments
choyelove | 2007/Sept/20 02:16
シングルゲージでの座り時間は、
時間単位ですか分単位ですか。
チン位置が微妙にずれただけでも腰が落ち着かないので
気になりますが、それをまた一つの思いに変換していく
Choyeさんは素敵な方だ。 思いが伝わりますね。
ところでまた雑誌にも登場されていましたね。
わくわくしながら読んでいます。
Zoikhem | 2007/Sept/20 03:26
>choyelove様
Choyeの場合は既にシングルどころか、000ゲージ相当の14ミリ強ですので、其の存在感は激烈です。
痛みは、座ってすぐの事もありますし、徐々に事もあるようです。
微妙なポジション次第の話ですので、あまり一概な事は言えないのです。
ただ、時間と共に『可能性』が高まっていく事だけは確かな様です(笑)。
雑誌は、今更見っとも無いとも思うのですが、紙焼きして頂くのに協力(汗)して頂いております。
ゆみぞのかおり | 2007/Sept/20 22:06
身体変工はいずれにせよ体には多大な負担をかけるのは、極端な話としていえば纏足、宦官等お隣の国の膨大な時間とサンプルに照らしてもあきらかです。ただし、上記は社会的に具体的なメリット(結婚、就職)があるからで、ここでのように純粋な嗜好としてではないからこそ、被施術者の意向は大事なのでしょうね。痛みには女性のほうがはるかに強いとはいえ。
ところで、むかしのブログの文章だけで写真はもう見られないのでしょうか?
Zoikhem | 2007/Sept/20 22:56
>ゆみぞのかおり様
一瞬の痛みは我慢できても、日常にじわじわと侵食する鈍痛と言うのは鬱陶しいですからねぇ。
我がペットながらよく我慢できているなと感心する次第です。
で。
過去の画像ですが。
一定以上古い画像の大部分は当Labの表棟の『ギャラリー』に収納されています。
index(http://zoikhem.belove.jp/)
→
gate(http://zoikhem.belove.jp/gate.html)
→
main(http://zoikhem.belove.jp/main.html)
と進んで頂いたら左横に『バー』が出ていると思いますので、そちらのギャラリーから行けます。
探してみてくださいませ(笑)。
ゆみぞの | 2007/Sept/20 23:46
ありがとうございます
牛蒡 | 2007/Sept/21 00:04
choyeさん、大変ですねえ。
Zoikhemさんも施術するタイミングを下すことに悩むと思います。
小水のしぶきは拭きにくそうですし
生理がタンポンだけで手当てできなかった時は
どうするのだろうと思います。
刺青は信頼と自分自身の意思に対するテストですね。
やすし | 2007/Sept/21 00:07
ピアスにより肥大した小陰唇、Choyeさんの場合、芸術的美しさを感じます。エロスもですが・・・
流石この領域のサイズになると日常生活に支障が生じるのも当然といえると思います。
しかし、苦痛だけ与えるのではなく同時に施していただいたご主人を近くに感じることができるのではないでしょうか?
拡張するにも限界があるとは思いますが、まだ高いハードルを飛び越えるChoyeさんを見たいですね!
次回は1mmupですか?
Zoikhem | 2007/Sept/21 16:31
>ゆみぞの様
何か判らない事があったら、可能ならメールでご質問下さいませ(笑)。
基本的には『会員棟ダイジェスト』となっていないものが、日々の更新の集積です。
Zoikhem | 2007/Sept/21 16:32
>牛蒡様
トイレでは基本的に、指で開いてします。
と言うか、そう躾けました(笑)。
少しでも汚れないように、ですね。
再度の拡張は、まだ大分先になりそうです。
Zoikhem | 2007/Sept/21 16:34
>やすし様
ありがとう御座います。
基本的には、直径で二ミリ刻みが最近のパターンです。
しかし、直系で二ミリと言うことは円周は6ミリ以上違うわけですからねぇ…。
中々頭が痛いところです。
そろそろ既製品が無い、と言うのもまた問題でして(笑)。
ダイ | 2007/Sept/23 08:25
やはり場所が場所だけに、日常生活にも影響があるようですね。
それでも受け入れていると言う事は、それだけ御二人の関係の繋がりの強さなのでしょう。
Zoikhemさんの提示するハードルに「にっこり決意の笑み」は恐らく其の場に居たら心臓鷲掴み級なのであろう事は間違いないでしょうね。
ゆみぞのかおり | 2007/Sept/24 02:24
この痛みは、通常の怪我のように一番最初が痛く時がたつにつれ治まり無痛になるタイプではなく、麻酔が効かない歯の治療や尿管結石、脱臼(の治療ミス)のような、不意に声や生汗がでる類の痛みだと思います。本文中の記述のとおり位置直しも必要だと思います。また、座敷なら正座し、椅子ならドーナツ型座布団の使用で多少何とかなるのではないか(以上、昔痔主に聞いた話)。それと、プレイ中だと無理ですが位置の安定のため下着の着用も多少は状況の改善になるかもしれません。勿論、この痛みに耐えることは痛ければ痛い分精神の満足にはつながるはずですが。
Zoikhem | 2007/Sept/25 02:08
>ダイ様
案外イラっとするかもしれませんよ(笑)。
家畜が、首を垂れる瞬間ともいえますから。
まぁ、Zoikhemには出来たペットであるとは思いますです。
他のペットと比べると、Choyeの得難さも判りますしね(汗)。
Zoikhem | 2007/Sept/25 02:12
>ゆみぞのかおり様
例のものは明日一番に確認させて頂きます。
お待たせして申し訳御座いません。
ドーナツ座部布団は愛用しているらしいです(笑)。
下着は良し悪しなんですよねぇ。
もっとも、下着のサポート無しでは喧しすぎて社会人の振りをする、どころではないので普段は必須なんですけども。
映画館とかでは、徐々にずり落ちていくChoyeを見ることが出来ます。
かくいう、今日も。
ゆみぞのかおり | 2007/Sept/27 01:50
おかげさまで無事「zoikhem Lab」拝見できました。迅速に対応いただきありがたかったのは当方です。むしろ、イライラされたと思います。
ところで、同上ギャラリーでは雑誌の断片的な写真では分からないストーリー性が分かり興味深く拝見しました。ついでに、こちらのほうが彼女の表情がよくわかりますね。目の大きいアイドル顔ですね(元モーニング娘。の紺野あさ美が大人になったようなかんじ?。)
ついでに、私だけの感覚なのかもしれませんが、ギャラリーの写真のなかでは、下着姿もストーリーの一環として小道具として使えるのではないかと思います。そこから、脱いでいくとか。
Zoikhem | 2007/Sept/28 00:02
>ゆみぞのかおり様
ゆっくりとご覧くださいませ。
CDRとかに焼いとくと良いかもしれませんね(汗)。
紺野あさ美…まぁ、化粧の魔力、と言うことで(笑)。
普段のChoyeとペットとしてのChoyeは全然違う装いです、顔も。
ゆみぞのかおり | 2007/Oct/1 23:33
おかげさまで旧作も拝見できました。
ところで。長時間いすに座る方法についてkagoyanetにメールしましたが、やっぱりあまりにくだらなかったですかね(汗)。ただ、体重を左右どちらかにかけるとたぶん真ん中には重みがかからないというのは痔主の意見なのでだめもと程度に試す価値はあると思うのですが。女性はスカートの場合、少し左右どちらか心持ち浮かしても目立たないし、一応実験もしてみたんですが。
Zoikhem | 2007/Oct/1 23:57
>ゆみぞのかおり様
お返事が送れて申し訳ございません。
様々に忙殺されておりまして(汗)。
で、ここで返事まがいでお許しください。
頂いたご意見、当然当事者は実践済みです。
痛みを持つものは、本能の差配に従って、痛みを緩和する方向に自然と体を向けるものです。
Choyeも色々と体の欲するままに試しているようです。
で、まだ帯に短し襷に流し、とそんな具合のようで御座います。
いずれにしても、そういった些細なストレスこそが『大変』の主成分であるのでしょう。