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水野晴郎が一時重態?

映画評論家としては、マッタクモッテ完全に如何でも良いですが(汗)、シベ超の新作の事を想うと、是非とも回復して欲しいものです。

あのクオリティーをどうやったら維持できるのか。
Zoikhemなどには想像もつきません(笑)。

映画評論家としてさて置きと書きましたが、メジャーな『職業映画評論家』で信頼に足る(少なくとも評価に一定以上の方向性が見られる)弁舌&文章を発信する人材なんて殆どいませんもんねぇ。

寧ろ、映画評論で口に糊していない、しかし其の発言は世俗的評価を得ている人間の『脇道的評論』の方が、参考になる場合も多い様な気がします。

生活がかかってなく、余計なシガラミが少ない分だけ、其の発言には軽やかさがあるのでしょう。

そういった人間が、本業では纏わり付くシガラミや『期待』の中で、重く鈍重な筆しか振るえていない場面にも良く遭遇しますが、其れは其れ。
シガラミって怖いね、って事です(笑)。
でもシガラミ無しに完全自由・無垢で生きているほど、ヒトの自我は強固に出来ていないようですし…。
そもそも、生まれた時から身に付ける『肉体』が、最強のシガラミと言う気もするZoikhemであります。
こんな事を書きだすと、ニーチェイズムとかにも踏み込んでしまいそうなので、ここらで断筆(汗)。

昔は池田晶子女史のミニ評論とか、鋭くも軽やかで良かったんですけどねぇ。
昔は…(笑)。

ところで。
浜村淳の、ラジオ番組内で試写会で観た作品(つまり公開以前)の『粗筋』を、微に入り細を穿つ勢いで描写するのに至っては既に『映画評論』ではなく、完成された『話芸』だと思うので全然OKだと思います。
いや、聴かないから言える話ですけれど(笑)。

以前、話題に上っていた『白バラの祈り』を観に行かなくては。

令嬢の午後
このシリーズ自体も、いずれ編集してGALLERYに乗せる予定です。

追記。
市川崑が犬神を再び?しかも石坂金田一?ギャグとしては一流ですが、さて(笑)。
二人併せて154歳(汗)。

更に追記。
金田一シリーズ(小説の)のファンとしては『病院坂の首縊りの家』の方を、真面目にリメイクして欲しいんですけどねぇ…。
勿論、製作入れ変えて(笑)。
石坂は悪くないかも。
金田一最晩年の事件ですし、後半は。


仕舞
Zoikhem

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Comments

牛蒡 | 2006/Jan/28 20:23

水野晴朗さんが倒れられましたか
昔は淀川サン、小森のおばちゃん、荻野さんなど
楽しみでTVに齧りついていたんですが。
O&P兄弟では・・・うーん
浜村さんは講談師か弁士ですよ

中立な立場でお客さんにいかに、
妄想を与えられるのが上手い解説者と自分は考えます。
後はお客の楽しみ方、イジリ方ですね

『すけきよ』再びですか、市川さん大丈夫?
石坂さんはTVの『ウルルン・・・』で空回りでしたし

Zoikhem | 2006/Jan/28 20:56

>牛蒡様
まさしく浜村さんは弁士ですね。
全然関係ありませんが、山崎バニラには、少し惹かれるところがあります(笑)。

事実上中立などと言うものは在り得ないわけですが(汗)、其れでも其の人物の評論の方向性さえぶれなければ、此方のデータベースと照らし合わせて、自分の好みか否かは判断出来ると思うのですが、最近はブレ幅が酷すぎる方が多くて…。
色々な評論エリアがありますが、とりわけ映画評論が最近人材難であると思います。
あくまで、プロの、と言うことですけれども。
これもnwebの功罪の一翼かもしれません。

ha | 2006/Jan/28 21:14

荻昌弘がけっこう好きだったんですけどね…。「スウォーム」が昔TBSの月曜ロードショーでかかった時に第一声が「このあきれた映画は…」だったのが忘れられません。

Zoikhem | 2006/Jan/28 21:21

>ha様
素晴らしい発言ですね、荻昌弘(笑)。
Zoikhemも好きでした、ってリアルタイムでの映画評論は殆ど触れていないのですが(汗)。
食いモノ関係のエッセイや「あとがき」をみると、其の独立不羈の骨太な物言いは、相当に憧れるものがあります。

ねこかぶり | 2006/Jan/29 11:55

淀川さん、水野さん、荻さんいずれも懐かしいです。昔テレビで映画劇場が全盛期だった頃、毎日見せて頂きました。玉石混淆でただ見ていたから、むしろ良かったかもと思います。ただ映画評論まではまじめに読まないから、皆さんの文章は読んでないです(荻さんの男のだいどこは読みました、「そうかコーヒーはインスタントではいけないか」などと真剣に読む貧乏学生でした)。テレビのみ、なのでその方々の評論家としての資質に意見を言う資格はないですね(汗)。

読んでおもしろかったのは、和○誠さんの「お楽しみはこれからだ」、清○義則さんの「映画で僕が勉強したこと」などでしょうか。評論じゃないけれど(笑)。
「お楽しみはこれからだ」今ちょっと調べると、アマゾンのコーナーのレビューに
「今をときめく三谷幸喜さんの中学の時の愛読書で、映画フリークとなるきっかけを作った本だと知り」
とある。三谷ファンとしてはちょっとうれしい。
清○さんはほぼ同世代だから、AVが出る前は、エロ映画というジャンルがあったなどと書いてあるのに懐かしさを。
理恵ぞう師匠に映画ミシュランコーナーもってもらうとおもしろいだろうな(既にあったらどなたか教えてください)

ガメチョフ教授 | 2006/Jan/29 14:41

水野先生ホモ説の真偽の程はいかがなんでしょうか。ご本人は否定なさっているようですけども。

ちなみに、シベ超シリーズはまだ一作も観ておりません。(自慢にゃならんて)

Zoikhem | 2006/Jan/29 21:24

>ねこかぶり様
「お楽しみはこれからだ」はZoikhemも持っています。
西原理恵子の批評力は、確かに素晴らしいものがありますよね。
時に見当違いな舌鋒も、何故か許せてしまうキャラクターの持主でもありますし(汗)。

Zoikhem | 2006/Jan/29 21:26

>ガメチョフ教授様
アメリカンポリスの格好で云々(笑)が好きだとか聞きましたが、実際は如何なんでしょうね。
否定は是非貫いて欲しいモノです。
隠匿にこそエロスの真髄はありますし…時と場合によって(汗)。
シベ超、素晴らしい作品ですよ。
「素晴らしい」の定義にもよりますけども(笑)。

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