2006/Apr/22 Sat | Zoikhemの必修
トム・ヤム・クン!
酷い邦題だと思ったら、何と原題でした(笑)。
怒りゲージが貯まると、『より魅せる』そして『より残酷な』技を繰り出すトニー・ジャーの最新作『トム・ヤム・クン!』を観てきました。
頭を空っぽにして。
しかし、鑑賞したあと、まだまだ空っぽ具合に不足があると自覚したZoikhemであります(笑)。
最初から、斯様な作品に脚本の説得力がどうとか、伏線がほったらかしとか、シドニーが狭すぎるとか、そんな批判は意味を成さない事は判っています。
いや、判っているつもりでした(汗)。
が、瞬間瞬間、脳裏を横切る失笑混じりの「?」に集中力を掻き乱される、修行不足のZoikhemなのでありましたよ。
しかし、其れらは些細な事。
全体としてはトニー・ジャーの『闘神っぷり』に圧倒され、其の超一流の肉体芸術を満喫することが出来たZoikhemなのでもあります(笑)。
ネタバレにならない程度の感想としては。
とりあえず、痛そう、これに尽きます。
殴る蹴るも痛そうですが、『極める』はもっと痛そうです(汗)。
ゴキィっ!!
ドルビーデジタルで響き渡る粉砕音。
見てる此方も「ひぃっ」てなもんです(笑)。
久々にスピニングトゥーホールドを見ましたよ、Zoikhemは。
素晴らしい切れ味(笑)!
ゴキィっ!!
脚本のアラに目を瞑れて、作中の中国人のあまりにアレな描写(つまりリアルな)やタイ基準の残酷描写に耐えられる貴方!
そして延々続く脅威の長回し格闘シーンや、過剰なマッチョマンの動物的なうめき声や、障害者の大量生産(汗)に血が騒ぐ貴女!!
は、観る価値ありですぞ(笑)。
ただ、Zoikhemは前作の『マッハ』の方が好きかな(汗)。
それにしても中国人、インドシナエリア一帯での評価、実際如何なんでしょうねぇ?
新作から先行
桜シリーズ、今年最後、です、恐らく(笑)。
仕舞
Zoikhem
Comments
ねこかぶり | 2006/Apr/23 01:02
>作中の中国人のあまりにアレな描写 タイ基準の残酷描写に耐えられる貴方! 障害者の大量生産(汗)に血が騒ぐ貴女!!
おお これはひょっとして呂后の世界でしょうか
梶原一騎先生に習いました(笑) 史記も読みましたけれど。 エロそうな所ばかり(汗)。ちょっと怖い物見たさですね そんな映画なんですか?(嘘)
他にもギリシャ神話なども大概「トンでも話」満載で子供の頃は興奮した物です。
>集中力を掻き乱される、修行不足のZoikhemなのでありましたよ。
Toris様 ありがたいお坊様の法話がいるみたいですよ(笑)
かんぶくろに押し込まれそうになるのでできれば避けたいです。ところで、かんぶくろって変換で紙袋ってでます(atok)。そうだったんですか?
Zoikhem | 2006/Apr/23 01:10
>ねこかぶり様
悪辣な覇権主義を振りかざす華僑を非常にステレオタイプに描いております(笑)。
其の貪欲過ぎる胃袋への嫌悪もあわせて。
後はアヘンとか、一族支配とか、中華思想とか(笑)。
残酷行為は概ね主人公がやらかします(笑)。
まぁ「ハヌマーン」の国ですから、驚きません。
徹底した勧善懲悪はいっそ小気味良いです。
紙袋だとZoikhemは思っていますけども…?
ねこかぶり | 2006/Apr/23 01:51
>紙袋だとZoikhemは思っていますけども…?
いや言われればそうだなと分かるのですが(汗)。
何となく歌って深く意味など考えていなかったもので、「かんぶくろ」という布のような物があるんだと薄ぼんやり。
>残酷行為は概ね主人公がやらかします(笑)。徹底した勧善懲悪はいっそ小気味良いです。
実は、ハリウッドも「勧善懲悪」に徹してますよね。ただ、脚本が練り込まれていて、ちゃんと前半で悪役がどんなに悪いやつか徹底的に観客にすり込むんで、最後の悪人の悲惨な最期がさもあらんと納得できるようにしてるんですよね。この「悪いやつほど悲惨な最期原則」はハリウッド映画はほんとにきっちり守ります(笑)。
転じて、外交も、「世界」と言う観客相手に演じているんだと言う意識があれば、ちゃんと日本の外交当局も、ハリウッドから良い脚本家つれてきて、相手国(?)のお行儀悪さをしっかり観客にすり込んで、その上で鮮やかな決め技を決めるようにストーリー練って欲しいですね。なんだか日本の外交は行き当たりばったりのような気がするのが情けない。
ねこに似合わぬ愚痴でした(汗)。
今日は皆様お疲れですね(笑)
ゆぅ∴ | 2006/Apr/23 03:59
Zoikhemさんへ
お料理のおはなしかとおもったら、映画だったんですね…汗
「人肉饅頭」のシリーズを楽しく鑑賞できたゆぅなので、面白くみれちゃいそうな気がします。。。
Toris | 2006/Apr/23 04:23
不思議な一致があるものですね。
Torisは今日、とあるアジアン料理店で
この映画のチラシを持って帰って着ました。(笑)
其処はバイキング形式のランチのお店だったのですが…。
トム・ヤム・クン??
こんな味だったっけ?
フォー、グリーンカレー、ベトナム風野菜カレー、等等…。
あまり、出された物につべこべ言わない大原則を貫いている
Torisではありますが、つい…。
やめて、おきましょう。(笑)
>ねこかぶり様
Torisは数年前に映画『クン・パオ!』でありがたい師匠の下、修行を積みました。(笑)
ねこかぶり | 2006/Apr/23 14:03
>Torisは数年前に映画『クン・パオ!』でありがたい師匠の下、修行を積みました。(笑)
Toris様 非常に非常に修行になりそうな映画ですね。
まだフォックスの公式サイトが残っているみたいです。感動しました、予告編見ただけで(笑)。
Max | 2006/Apr/23 16:54
『小林サッカー』みたいなのかと思っていたのですが、
痛そうですね…Σヽ(゚Д゚; )ノ
これか、『マッハ』見てみますw
Zoikhem | 2006/Apr/23 19:40
>ゆぅ∴様
実は昼食は、トムヤムクンを食しておりました。
気分を高揚させるべく。
人肉饅頭は大爆笑してしてしまうZoikhemですが、この映画は基本的には其の位相を『全く異に』にしますので、人肉饅頭への愛着がこの映画への評価軸を固定する保証にはなり得ません(汗)。
まぁ、無闇に痛そう、と言う意味では近いですけどね。
noスタント!noワイヤーアクション!!ノー早送り、らしいですから(笑)。
Zoikhem | 2006/Apr/23 19:43
>ねこかぶり様
今回のも『手ぬるい』ですよねぇ…。
はぁ。
一度抜かれた牙を再度生やすのは本当に大変です。
彼の国との間に横たわる問題、其の種類は様々で責任の所在も様々ですが、この問題に関しては何処を如何取っても悪役は彼の国ですから。
エンディングも斯くあるべし、を期待したいところです。
あの、とか、この、とか代名詞の洪水で溺れそうです、配慮の果てに。
おちょくっている、訳では御座いません(笑)。
Zoikhem | 2006/Apr/23 19:46
>Toris様
でましたね。
クン・パオ。
これは素晴らしい精神修行映画ですよねぇ。
ウェルネス効果抜群。
映画トムヤムクン!は、文字通り熱帯の大らかな爽快と、激烈な刺激に満ちた映画でした。
お勧めです。
Zoikhem | 2006/Apr/23 19:46
>ねこかぶり様
実物は、恐らくねこ様の予想を超えています(笑)。
Zoikhem | 2006/Apr/23 19:50
>Max様
先頭不能で相手を済まさない、追い討ちが素晴らしすぎます(笑)。
殴る→相手は悶絶→その場は放置(戦意は喪失しているから)。
が普通のアクション映画だとするなら、
殴る→相手は悶絶→間髪おかず関節破壊サブミッション→戦意喪失どころか其れまでの日常を喪失。
が、この映画のアクションです(笑)。
打撃と関節技の融合技の痛そう&美しい事!
vignoble | 2006/Apr/24 01:47
>Toris様
>出された物につべこべ言わない大原則を貫いている
流石でございます!「据膳食わぬは男の恥」ですものね(笑)
皆様の書き込みに「人肉」、「修行」、「悶絶」、「放置」などという "らしい"用語が書き込まれていたので、見過ごすことはできませんでした(笑)
わたくし、殴られるのはイヤですが、
鞭打ち、針刺し、蝋燭、それに逆さ吊りならば堪えられます(笑)
この映画には、そのようなシーンはあるのでしょうか・・・。
Zoikhem | 2006/Apr/25 20:49
>vignoble様
いえいえ、主に殴る、蹴る、そして折る、の映画です(笑)。
微妙に腱を切る、なんてのもありますけども。
Zoikhemは最近は、据え膳も選ぶ様になってしまいました(涙)。