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行くぞ九番

今頃は札幌ドームで、ライブが始まったころですかね?
って、ローリングストーンズの事です。

なんて書き出しで始めておきながら、非常に恐縮ですが。
Zoikhemは、全くストーンズに思い入れはありません。
何枚か、ブートは持っていますが、正規盤を持っていないという畏れ多さです(笑)。
しかも、其のブートも何処で入手したのか、そもそも何故入手したのか、そして今何処にあるのか、これら全てが不明です(汗)。

そんなZoikhemですから、ストーンズの来日も取り立ててイベントなどではなく、スポーツ新聞の芸能欄で『そうかぁ、日ハムの試合が長引くとストーンズのセットの設営が厳しくなるのかぁ』と読み流し、還暦を越えてなお腰使いの激しいミックに、アスリートに対して持つ様な敬意を覚えただけです。


で。
実は、今回の来日を見て一番に思い出した事は、菅原文太のすごみまくった顔だったりします、Zoikhemは。
WBCについてコメントし、日本語でサービストークを繰り出すミックを見ると、原爆を楯に来日を挑んだ(って本意はそんな所にはありませんが)ジュリーの妙にアルカイックな澄んだ顔が浮かんできてしまうのです(汗)。

判る方には、まさに当意即妙、判らない方は完全置き去りですよね、此処までは(汗)。


太陽を盗んだ男』という映画があります。
日本映画界が誇る傑作です。
余り異論は出ないと思います、この評価に関しては。

70年代末期の、行き場の無い空虚と、熾火の様な或いは伏流水の様な熱気が、破滅的な形態で発火し出口を求めた!
という様な映画です(笑)。
例によって、詳しくは書きません(汗)。

Zoikhemは、判りやすく『青春映画』であると思っています、この作品。
恐らく、このBlogを良く御覧頂いている方々の中には、ドンピシャ、でど真ん中な方も少なくないのでは?と推察するZoikhemでもあります(笑)。

言葉に出すと恥ずかしい『青春の燃焼』。
密かに、Zoikhemはこういうコッパズカシサが好きです(汗)。
幾ら70年代が遠くなっても。
闇雲な、無目的な、燃焼は『消尽』に繋がる祝祭であるとも思いますし、ってこれは独り言です(汗)。


え〜と、今日の駄文は、本当にグダグダの捩れ文章ですが、結論は一つです。
太陽を盗んだ男』、未見の方は是非!!ってことで(笑)。

ジュリーに関しても、いつか書きたいなぁ。
『彼岸のスター』論でも。
『ハレ』を誇れない人気エンタメ者を余り評価出来無いものでして、Zoikhemは(笑)。

追記。
長谷川和彦って今何してるんでしょう?
というか、何故撮らなく(撮れなく)なったのでしょう?
何方か教えてください(汗)。


一本桜
今日は、一休みの非エロスです。
観桜に伴うドキドキする高揚感は、時にエロスであるとも思いますけども。

一枚目は旅行先で観た、由緒ある古木です。
ソメイヨシノとは又一味違う、雅にして孤高な美しさを備えた神宿りの大樹でした。

二枚目は一昨日撮影。
街中の、その他大勢の桜です。
これはこれで、素敵です。

仕舞
Zoikhem

Trackbacks

Comments

ha | 2006/Mar/29 21:16

ああ、好きな映画です。あの頃のジュリーはとんがってた。
僕もキチンと観たのは実は比較的最近なのですけど。
もっとテロ活動が激しかった70年代半ばのイメージでしたが
70年代後半日本のレイドバックしたゆるい雰囲気があり、
公開が意外と新しいのとキティフィルムがらみだったのにちょっとびっくり。

Zoikhem | 2006/Mar/29 22:39

>ha様
確かに、『激しさの反動』の時代なんですよねぇ。
だからこその、行き場の無い『生の証明』なわけですけども。
あの頃のジュリーは本当に格好良いですなぁ。

ha | 2006/Mar/29 22:45

やっぱ日本のミック・ジャガーはジュリーです。ジュリーがショーケンと組んでやっていたPYGというバンドが素晴らしいですよ。

ねこかぶり | 2006/Mar/29 22:48

>太陽を盗んだ男
見てません(汗) 昔は洋画メインだったもので。
長谷川和彦  見ると、「青春の蹉跌」の脚本家とか。
これは見ました見ました。こちらはショーケンですね。

>今日は、一休みの非エロスです。
とはいえ、2枚目の首輪は私には十分エロいです(笑)。
街中で、時には、じっと見られません、あの首輪?

Zoikhem | 2006/Mar/29 22:53

>ha様
おぉ、好い名前が出ましたね(笑)。
PYGは怪しい音源ですが持っています(汗)。

Zoikhem的にはジュリーは、日本のデヴィッド・ボウイ(多少TREX)という感じです。
性癖は兎も角(笑)。

Zoikhem | 2006/Mar/29 22:55

>ねこかぶり様
お勧めですよ。
或る意味アメリカンニューシネマ的、といったら、怒られちゃいますかね。
主人公の『いたたまれなさ』と最後の『軽い破滅』などが、如何にもって気がしますけども。

ところで、首輪は相当に見られます(汗)。
しかし、見ようによってはパンク少女かも(笑)。

じゅん | 2006/Mar/29 22:57

ジュリーって何であんなに魅力的なんでしょうかね?
ちょっとT−REXのマークボランぽい色気もあるし。
よくよく考えたら、ドリフなんかだと結構三枚目的なこともしてるのにね。
ちなみに会社の同僚がカラオケに行き、若い子の前で「勝手にしやがれ」熱唱してドン引きされてました・・・w
ジュリー自体、若い子向きではないって事ですね。

choyeさんが相手じゃ、桜もかわいそうですよ。
あの笑顔に敵う訳ないですもん。

Toris | 2006/Mar/29 22:58

ドンピシャ、でど真ん中なTorisで御座います。(笑)

悪役ヒーローを演じさせたら沢田研二の右に出るものは居ないのではと思って居ります。
TVドラマ『悪魔のようなあいつ』も題材、反社会性、篠ひろ子の透き通る様な裸体(笑)が少年Torisを直撃致しました。
サントラもこれまた最高なんですよね〜。

でもこのドラマ、不思議な事に一度も再放送されていないような気が…。

ha | 2006/Mar/29 22:59

>PYGは怪しい音源

えっ、そんなのまでお持ちなんですか?
以前御茶ノ水のブート屋で音の悪い72年正月のライブを
聞かせてもらったことがありましたが…

ねこかぶり | 2006/Mar/29 23:03

>或る意味アメリカンニューシネマ的、といったら、怒られちゃいますかね。主人公の『いたたまれなさ』と最後の『軽い破滅』などが、如何にもって気がしますけども

ニューシネマ こちらの方なら、ポールニューマンとロバートレッドフォードとキャサリンロスのなら相当の回数見ました。制作は小学生の頃、初めて見たのは高校の頃。年二回ぐらい、名画座でってな感じですか。でも子供の頃は、ちょっと前のなのに大昔のもののように感じていました。今思えば、せいぜいたったの数年遅れで見ているんですけれどね。

vignoble | 2006/Mar/30 00:22

今宵も真夜中の定期便、vignobleでございます。
画像に英文のレスをいただいたので、日頃あまり使わない受験英語の秘技を駆使して返事を書いたのですが・・・そのためか、今日は言語中枢に変調を起こしてしまったようです。日本語を欠いているのに、まるで英文のように横書きですもの(笑)
『太陽を盗んだ男』という映画、核物質保障措置政策への警鐘というスタンスで見てました(笑)
中国、インド、イスラエル、パキスタン、イラン、北朝鮮・・・自主独立、自衛手段、民族主義、西欧文明へのアンチテーゼ(特に、米国至上主義への反発)・・・それぞれの国や国民には理屈はあるのでしょうが、やっぱり核の兵器利用は恐いです。

消尽、特許権のお話なのかしら、それとも・・・「鬼畜米英」を叫んでいた政府が敗戦を機にして、臆面もなく追従していった戦後の日本。日本という国家、国民のあるべきスタンスはどうあるべきなのか、未来の日本の進むべき方向とは・・・、という本も出版されています、対米隷従の果てに 『国富消尽』(吉川元忠著 PHP出版)。

さて、お花見のお話、奈良平安の昔から鎌倉期にはお花見とは梅の花を愛でることでしたが、室町期になると桜の花を見ては茶会を催すようになっていたそうです。
そして、いつしか桜の花が散りゆく姿に人の生死観が重なるようになり、今日の桜=散り際、滅びの美学へと昇華されてきたようです。昔の軍歌や演歌ある桜の歌詞にはそういう歌が多いですね。「桜の森の満開の下」(監督 篠田正浩、1975) 

牛蒡 | 2006/Mar/30 01:46

ピーター・セラーズの『博士の異常な愛情』はどうでしょう

ウェンリー | 2006/Mar/30 07:54

Zoikhemさん、おはようございます。
書き込み、完全に出遅れた。
1本桜を見て
>今日は、一休みの非エロスです。
との事ですが2枚目のコート首筋から見える首輪、コートの中はどうなっているのかエロい想像をしてしまいます。

LIES | 2006/Mar/30 10:54

ローリングストーンズというタイトルで「太陽を盗んだ男」のコメントが出るとは意味深です。
たぶん確信犯ではないでしょうか。
「太陽を盗んだ男」の後半、沢田研二が原爆を持って日本政府に対した要求のひとつが「ローリングストーンズを日本に呼んでちょうだい」でしたから。
当時、ストーンズは日本に入って来れなかった。
昭和48年、武道館でのライブが予定されていたがメンバーのキースリチャーズに麻薬逮捕歴があるという事でビザが降りず、チケット販売までしていながら公演中止となった苦い思いでがある。
沢田研二はストーズのファンであると公言していたので、その腹いせでああいったセリフが出たのだと思います。
当時ストーンズのファンであった私はあのセリフを聞いて、本当に原爆作って日本政府に同じセリフを突きつけてやりたいと思ったものでした。
余談ですが、当時同じ麻薬逮捕歴のあるマイルスデビスはちゃんと入国出来、公演しています。
この差別はジャズと反体制的なロックの違いだったのだろうか?

白鳥 | 2006/Mar/30 15:48

しばらくぶりの書き込みです。たしか長谷川和彦監督は女優・室井滋との事実婚で同居中ではなかったでしょうか。うろ覚えで事実と違っていたらごめんなさい・・・。ここの書き込まれる皆様は博識ですねぇ。私などは広く浅くがモットーですので、書き込むのをためらってしまうことが多いです。仲間由紀恵withダウンローズ「恋のダウンロード」を聴くたびにバリトンサックスを無性に演奏したくなってきてる白鳥でした・・・!

Zoikhem | 2006/Mar/30 19:10

>じゅん様
Zoikhemもジュリーの歌は多数持ち歌です(笑)。
ルー・リードの様な「ストリッパー」や「サムライ」、そして「背中まで45分」などを特に好みます。

一応20代ですよ(汗)。

Zoikhem | 2006/Mar/30 19:12

>Toris様
矢張り、ドンピシャでしたか(笑)。
『悪魔のようなあいつ』は観たこと無いんですよ。
ソフト化は一応されてるんですねぇ、是非見なくては。

藤竜也も出てるし(笑)。

Zoikhem | 2006/Mar/30 19:14

>ha様
詳細は持っているZoikhemにも判然としないのですが、スタジオライブ?の様な音源です(汗)。
因みにテープです(大汗)。

Zoikhem | 2006/Mar/30 19:21

>ねこかぶり様
でた、ポール・ニューマン(笑)。
Zoikhemにとっては、完全に後追いです。
というか、アメリカンニューシネマのリアルタイムには生まれて居ません(汗)。

明日に向って撃て!を大学の授業で見てから遡ったというのが本当です。

「タクシードライバー」や「真夜中のカーボーイ」は、誰しも言うでしょうが、Zoikhemも傑作であると思います。

Zoikhem | 2006/Mar/30 19:28

>vignoble様
ふむふむ。
確かに『核』を据える以上、然様な政治的なテーマを避けて通る事は出来ないのでしょうが、Zoikhem自身はこの映画には、そういった要素を余り見つけられませんでした。

書いて頂いた様な話題は、Zoikhemの最も得意とするエリアのお話なのですが、それゆえにかえって書き難いと言うジレンマも持ち合わせております(汗)。
まぁ、色々と事情がありまして(大汗)。

Zoikhemにとっては、この映画、化学教師が入手するモノは、別に核でなくとも良いのだと思っています。
気化爆弾でも、ツィクロンBでも、天然痘ウィルスでも、構わないと。
『自分を含む世界』に泡を吹かせられるものであれば、何でも良かった、と思うのです。

そう言う意味でも、アメリカンユーシネマ的な青春映画だとみなすわけですけども、Zoikhemは(汗)。

Zoikhem | 2006/Mar/30 19:30

>牛蒡様
どうでしょう(汗)?
観たか?と言う意味であれば観ました。
これこそ、ブラックジョークに包んではいますが直球の『核映画』ですよね。
核の脅威を主眼に据えて。

Zoikhem | 2006/Mar/30 19:31

>ウェンリー様
ご想像のとおりです(笑)。
かっちりとしっかりと全裸です。
しかも後では小陰唇開帳器も装着させました(汗)。

Zoikhem | 2006/Mar/30 19:33

>LIES様
はじめまして、でしょうか(汗)?

確信犯も何も、そもそもローリングストーンズをネタフリに「太陽を盗んだ男」を紹介する、がこの会のコンセプトでした(笑)。
と言うか書いてますし(汗)。

ジャズとロックの差。
なるほど、これは興味深い着眼点ですよねぇ。
実際当時のジャズマンは殆どはジャンキーであったと思うのですけども(笑)。

Zoikhem | 2006/Mar/30 19:34

>白鳥様
室井滋でしたか!!
具体的にどの女優なのかが判らなかったんですよ。
なるほど、其れで室井は色々と『痛い仕事』を押し付けられているのですね(笑)。

ha | 2006/Mar/30 23:08

長谷川和彦はやはり指向性があまりに特殊なので撮らせてもらえないのでは。
連合赤軍の映画を撮りたがっていると、たしか噂で聞いた覚えがありますが…

Zoikhem | 2006/Mar/31 00:38

>ha様
赤軍映画は、変化球では色々とありますが、直球って案外少ないんですよね。
そろそろ歴史的事実として、大上段から正面突破する様な作品が出て来ても良いと思うのですけども。

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