2006/May/12 Fri | Zoikhemの必修
杉原千畝
一部の趣味人の間では、魔窟として有名な東○タワー。
Zoikhemなどは、撮影スポットとしても重宝しております(笑)。
観光スポットであるタワーに魔窟属性を付与している主要因は、在る施設に在ると言っても過言では無いでしょう。
そう、蝋人形館の所為であると言っても、です(汗)。
この蝋人形館、セレクトが半端では無く面白い!!
如何考えても相応しく無い、超局地的有名人が、普通に世界史レベルの偉人と並んで睨んでいる姿は完全にナイトメアです、主にドイツあたりの(謎)。
とと、蝋人形館を初めとする東○タワーの面白さを語る事が今回の趣旨では御座いませんでした(汗)。
素晴らしく楽しいレビューも無数にありますしね、既に。
いずれ、しれっとした顔で書くと思いますけども(笑)。
今日のテーマは、タイトルの方です。
日本での知名度が限りなく低い、世界史レベルの人。
突然ドラマ化されて、幾分ではありますがご存知の方も増えたとは思いますけども…。
杉原千畝。
日本のシンドラーなんて『失礼な呼ばれ方』をされていたりもします。
正直、逆だろ、と思うZoikhemです。
この方の蝋人形がいらっしゃるんですね、魔窟に(汗)。
一昨年(だったかな?)、蝋人形館に赴いた時の事です、カメラ片手に、女性も片手に(笑)。
Zoikhemの前を、カップルが歩いています。
ブラッド・ピットや毛沢東の人形に、嬌声を上げつつ進む二人の足が不意に止まりました。
不審げに。
それは千畝氏の像の前でした。
二人は
『誰ぇ?』
『いや、知らない』
『すぎはら…なんてよむんだろ?』
『ち・うね?、そう書いてるね』
『ふーん?』
二人の興味は名前を読む事で磨耗しきったようで、次の像の前に足を運んでいきました。
恐らく、これが一般的な反応なんだろうなぁ、と思い、少し悲しくなったZoikhemです。
正直、Zoikhemからして『学校や教科書』から得た知識や思いではないので、二人の無理解も理解は出来るのですけども…。
いかんなぁ、とZoikhemは率直に思います。
もう少し当然に、子供達が知っていても良いくらいの出来人だと思うのですが。
本当に誇りを以って教えるべき日本人であると、Zoikhemなどは思うのですが。
どうなんでしょうねぇ?
上にも書きましたが、Zoikhemが彼を知ったのは、授業中では在りません。
ある海外のバンドの曲の主人公として杉原千畝が登場したのです。
それくらい海外では評価されている、と言う事なんでしょう。
そして其の曲が、其の歌詞がZoikhemの惹き付けたのです。
SAVATAGEというバンドの「CHANCE」。
杉原千畝の苦悩と救いを鮮やかに写し出しています。
ねこかぶり様も仰っている通り、固有名詞は出て来ません。
がインタビューで杉原千畝に付いて熱弁を奮っていたのは確かです。
彼らは、先日Choyeが書いた『戦場のアリア』のテーマにも通じる、人間の究極的な愚かさと、究極的な救いを共に描き続ける非常にドラマティックでメッセージ性の強いバンドです(特に後期は)。
名盤、名曲揃いなんですが、肝心の「CHANCE」の音源をネット上で発見出来ませんでした(涙)。
代わりと言ってはなんですが、2曲PVのLinkを貼ります。
Christmas Eve In Sarajevo
One Child
ユーゴスラヴィア扮装を主題にした「Dead Winter Dead (1995) 」と言う超名盤から。
Zoikhemは何度聴いても心打たれてしまうんですよねぇ、この異邦の戦場の物語にも…。
あぁ、本当に急いで書いたら、何を書いていたのか忘れてしまうほどにとっ散らかった文章になってしまいました(汗)。
肝心な事は二つ。
皆さん、杉原千畝をご存知ですか?
と言うことと、
SAVATAGEは素晴らしい(笑)!
という事でした。
黒猫の裏拳!
昨日の『シロ』に続いて『クロ』です。
此方は幾分やんちゃ(笑)。
二匹相手は本当に疲れます(汗)。
仕舞
Zoikhem
Comments
ねこかぶり | 2006/May/12 22:59
>皆さん、杉原千畝をご存知ですか?
知っておりますとも。
この間は反町が...
ちょっと芝居は大仰なんですが。
やはり勇気はたたえるべき徳目なのでしょう。
今、(ナチスとユダヤ人の話の顛末をすべて知り評価も定まった現代の視点で)あの話を聞けば、誰でも、杉原のやったことを立派だと理解できますが、それでは所詮他人の話としてなのでしょうね。
義を見てせざるは勇なきなり
いつか私は真の勇気を持てるのでしょうか?
<chance
歌詞読んだんですけれど、固有名詞は出てこない気が(汗)。作詞者が千畝を思って作ったと言っておられるのでしょうか?
>二匹相手は本当に疲れます(汗)。
すいません、白猫と黒猫は着ぐるみが違うだけじゃなくて中身も違うんですか?連夜の連投なんですか、打ち尽くして後止む、バットも折れよ状態の。
松井が大変なことになっちゃいましたね。
涼炎 | 2006/May/12 23:38
>>皆さん、杉原千畝をご存知ですか?
>知っておりますとも。
>この間は反町が...
>ちょっと芝居は大仰なんですが。
すみません、ねこかぶり様でやっと気付き思い出しました。
今の官の方でやれる人が居るのかな?
居ないでしょうか?そんな事を考えてましたら・・・
黒猫の裏拳。
Zoikhem様ありがとうございます。m(__)m
いきなり現実に戻されてしまいました。(笑)
そして、どんなに眼を凝らしてもZoikhem様が解らないのがニクイです。
出来ればガーターが有った方が・・・
でも、可愛さ美しさは白も黒も甲乙付け難いですね。
あらいぐま | 2006/May/13 00:01
杉原氏は、戦後長く、日本外務省の指示を無視してユダヤ人にビザを与えていたと言うことで、近年まで不名誉な扱いをされていたそうですね。
人間性と、それを実行に移す勇気と、それを評価する尺度について、よい材料を与えてくれる話だと思います。
そのことを思うとき、深い心を灼くような怒りと、この国の「世論」に対して絶望的な諦観をおぼえることを禁じ得ません。
せめて、Zoikhem氏とChoyeさんが、人間の根元的なところ(スケベなところからとも言う)から、かかる絶望に大きな孔をうがっていただけることを願ってやみません。
要するに、これからも素晴らしい(はあはあするような)画像を期待しています。(←結論はそれかい・・・・・・・って、そうです(笑))
Toris | 2006/May/13 00:33
>魔窟として有名な東○タワー。
水族館にも行く度に驚かされます。
「これって水族館なの?ただ大き目の水槽並べてるだけじゃないの〜?」(笑)
え、!?今日はタワーの話じゃないって!?(笑)
失礼致しましたー!(笑)。
『センポ・スギハラ』
勿論、存じ上げて居りますです。ハイ。
vignoble | 2006/May/13 01:56
>Zoikhem様
○京タワーの展望室の床には、下を見下ろせるスリット窓がある(そうですね)。下が見えるということは、下からも見えるということなのです!
下から携帯電話で遠隔指示をしながら撮影するのも技術的には可能かと。高性能デジカメのズーム機能は半端ではありませんから(笑)。
首都高羽田線から一ノ橋に向かうときに見える夜景が好きです。
お気に入りの1枚、溝口肇 「tokyo tower o.s.t」
杉原千畝さん、日本の外交秘話の1つとして存じ上げております。近年、役所内での名誉回復がなされた外交官の方です。
イスラエルでは英雄として讃えられておられるそうです。
牛蒡 | 2006/May/13 02:30
キッドの声に『広川太一郎』モードで
車体がステンレスBODY でタイムマシン搭載型
キッドのミドルネームが『TOMIOKA』。
そう、元ネタはM・Jフォックス。マイケル・富岡。
古いのですがMr・BOO のマイケル・ホイ。
確か・・・
シンドラーが有名になり始めてから
遅れ気味で杉原さんは知れ渡りましたね。
杉原さんに限らず。
評価のしかたが日本では色々な事で
ズレてたり狂ってますよね。
有る雛形にはまってないとダメとか
ユニークさ馬鹿加減を楽しむ余裕が狭いとか
長さの揃わないものは強制的にそろえる
ZoikheさんとChoyeさんの関わり方なんて
認められないヤツ、無関心が出来ないヤツから見たら
修正したがるかも?
vignoble | 2006/May/13 03:00
>SAVATAGEというバンドの「CHANCE」。
LZ航空ご愛用のLycosでmp3検索かけましたら、
たくさん出てきましたが・・・。
著作権がフリーになっているのか確認できないので、
問題あれば削除して下さい。
http://www.directfreemp3.com/mp3/4148
Zoikhem | 2006/May/13 23:05
>ねこかぶり様
歌詞、確かに固有名詞は無いですね(汗)。
修正させて頂きました。
ただ、この歌が千畝氏の苦悩を描いた歌であると言うのは確かです。
良い歌何ですよ、最後の輪唱パートとか。
Zoikhem | 2006/May/13 23:07
>涼炎様
ガラス張りの部屋ですので、この後の展開ではやむなくZoikhemが頻出します(汗)。
笑って見逃してくださいませ。
Zoikhem | 2006/May/13 23:09
>あらいぐま様
名誉回復は本当に最近です…。
清廉にして「本来の国家の『在る』目的」に相応しい国体ならば、国益と個人の益はそう逸脱しないはずなんですけどねぇ。
Zoikhemは、彼の判断を誇ります、日本人的な美徳の完全な発露として。
Zoikhem | 2006/May/13 23:11
>Toris様
Toris様なら判って頂けると思いました(笑)。
蝋人形館の案内は、思い直して近いうちに書かせて頂きます。
特にドイツ関連を(汗)。
Zoikhem | 2006/May/13 23:13
>vignoble様
理論上は可能かと(笑)。
ただ、透明度が案外…なんですよねぇ。
Zoikhemは基本的に『高いところに上りたがる高所恐怖症』でして、あのガラス床には恐怖を覚えます。
特別展望台の軋みにも(汗)。
イスラエルでの評価は、敢て目を瞑りたい思いもありますけども(笑)。
Zoikhem | 2006/May/13 23:16
>牛蒡様
未だに国内では、殆ど無名ですよねぇ。
反町経由で多少は変わってはいるのでしょうけども。
Zoikhemは幼少時から、散々悪目立ちしてきましたので、今更『認められない方からの修正』に驚きはしません(汗)。
色々と有形無形の『指導』は頂いてきましたので。
で、未だに功を奏してはいない様です(笑)。
Zoikhem | 2006/May/13 23:18
>vignoble様
おぉ、ライブ版の音源ですね。
まぁ、彼らは別名義のアルバムなどでも儲けておりますし、良いのでは無いでしょうか(汗)。
ha | 2006/May/14 10:31
東京タワーの蝋人形館はほんと凄いですよねぇ…。観光客に混じって場違いなロックファンとおぼしき人種をちらほら見かけます。それに驚いたのはキャプテン・トリップレコードのアルバムがやたら揃ってること! もしかして…売れ残り…? あと画像も萌えますね。
Zoikhem | 2006/May/14 23:22
>ha様
ha様も相当な趣味人ですね(笑)。
キャプテン・トリップレコード!!
蝋人形館の出口がアレでは,観光客の皆様もうろたえてしまうでしょうし、解説を求められるお父さんの威厳もがた落ちですね(汗)。
まぁ、答えられても、其れは其れで問題ありのような気がしますけども。
ha | 2006/May/15 00:00
プログレはあまり詳しくないのですが、何故か昔からジャーマン系はけっこう好きなんです。「ドム」「ガー」「ツァーン」など、モビルスーツとしか思えない名前のバンドが一杯いますしね。
Zoikhem | 2006/May/15 21:16
>ha様
Zoikhemは取り立てて、ドイツに詳しいと言うわけではないですけども、好きなアーティストは数多くいます。
クラウス・ノミとか(笑)。