2007/Jan/6 Sat | Zoikhemの必修
2006年の最感銘『蕎麦屋』
は、信州上田は『おお西』さんでした。
昨晩のChoyeのぐだぐだ話に便乗です。
まぁ、Zoikhemが連れて行ってしまったわけですけども(汗)。
で、良く行き過ぎる店は屋号を書きにくいですが、流石においそれとは行けない距離ですし石原真理子ばりに実名公表です(笑)。
昨年末の小旅行では、目的の一つだった信州蕎麦。
数日間で、両手の指で余るほどの蕎麦を食べましたが(汗)、Zoikhem、Choye共に『おお西』が一番好みでありました。
yahooグルメあたりの『口コミ』は最低評価ですが、其れは好みの差、という事でご容赦。
日によって味にブレが在ると言う事なのかもしれませんが、少なくともZoikhemとChoyeが手繰った蕎麦は実に味わい深かったです。
Choyeの好みが更科系、しかも真っ白な御前更科的なものだと判明したのも、この旅でした。
因みにZoikhemは、真っ黒&極太な田舎蕎麦も、薫り高い挽きぐるみも、更科と共に好きです。
藪系も当然に好きです。
各々に好きです(笑)。
更に因みに、Zoikhemは蕎麦大好き人間ですが『蕎麦通』でも『蕎麦食い』でもありません。
恐れ多いというか、スノッブな感じで嫌、というか(汗)。
そんなZoikhemですから『水蕎麦』を押される嗜好の方とは、あまり意見が合いません。
ごめんなさい、vignoble様(汗)。
あくまで個人的な意見ですが、
『水蕎麦が美味い!』
というのは
『水蕎麦で食っても美味いほどに蕎麦自体が良い』
という事の証明以外では無いような気がするのです。
つまり、
『水蕎麦に耐えるほど美味い蕎麦は、相応しいツユと併せると、更に美味い』
であると、そう感じるZoikhemです。
ざぶりと浸けてはバランスが悪いツユ、というのは確かにあります。
藪系の美味い店とか、大体そうですよね。
いわゆる江戸らしい味わいの蕎麦。
其れは『そう食うべき(ツユに潜らすはほんの先っちょ)』であって、其れと『全く浸けない、或いは水に潜らす』という方法論の間には大きな差をあると思うんですけどねぇ。
抜群に美人な銀舎利は、まんまだけでも、湯掛けのみでもそりゃ充分にに美味いですが、味噌ヒトカケ在るだけで更に美味いですもの。
そう思いません(汗)?
おっと、脱線が派手ですね、今宵は。
先日Choyeを連れて行ったのは、東京のお蕎麦屋さんでもZoikhemの中では五指に入るお店です。
老舗なのに攻めてもいる、シンプルに蕎麦も香り高いが酒肴も美味い、というZoikhemにとっては理想的なお店です。
旧三業地ならではの風情在る店舗、設え。
暖簾を潜ると、蕎麦の香りと主に、生絞り系ゴマ油のウットリする様な芳り。
季節の天だね、焼きたての玉子焼き、蕎麦味噌、品良い地酒。
古酒なども用意されています。
摘みの盛りも素敵なため、一人行くと、この辺りで行き惑い、蕎麦にたどり着けないという憂き目に遭いかねないですので注意が必要です(笑)。
先ほど『蕎麦通』では無いと、名乗ってしまったZoikhemですが、この店では恥ずかしながら『抜き』の類も時に頼んでしまいます。
だって、美味しいんだもの(汗)。
最後に悩むは、今宵の蕎麦。
生粉打ち、田舎、更級、そして季節の『変わり切り』…
胃袋が一つしかない事に、今更ながら悪態を吐くのも良いでしょう。
二人で行って、二種の蕎麦を手繰りあうのが色っぽくて良いかもしれません。
『粋』とは遠いかもしれませんが(笑)。
変わり蕎麦。
今の時期は『春菊切り』や『伊予柑切り』を打っていることが多いようです。
いずれも絶品。
季節を打ち込む変わり蕎麦、年を通して色々な味わいが楽しめます。
ツユは、かなりの辛さ、濃さ。
更科系とは思えないほどに、辛口です。
勿論、蕎麦は「ちょんちょん」で充分。
薬味の辛味大根はお好みで。
季節によっては嬉しいです。
そんな辛口のツユを『どろどろ』に真っ白な蕎麦湯で割る至福。
繰り返しになりますが、本当に辛いですから、蕎麦猪口に最初から「どぼどぼ」といっぱいに注いではダメです。
蕎麦湯の段で泣く羽目になりますから。
あぁ、先日食べた『白子のてんぷら』が口中に蘇ります。
専門店はだしの揚げ加減です。
それでいて、付けツユが蕎麦ツユである事に蕎麦屋の拘りも感じます。
ほろほろ、うまうま、あつあつ。
そこへ、人肌ほどの燗酒をぐいっと。
はひー。
どうにでもしてー。
Choyeでなくとも、ぐだぐだになるわけです(汗)。
ここまで書いておいて、屋号は秘密なんですよねぇ(笑)。
まぁ、調べられたら判ってしまうとは思いますけども。
普通に有名店ですし。
どうしても御知りになられたい方は、こそりと耳打ちくださいませ(笑)。
さてvignoble様がお引越しをされる前に、神田辺りの好きな店も書かないといけませんね。
袖を触れ合うためにも。
…いずれ(汗)。
初詣あるいは修行中+熱々玉子焼き
今日は画像も食いしん坊です。
仕舞
Zoikhem
Comments
スッパマン | 2007/Jan/7 00:03
いきなり黒光りする物をしゃぶっている写真(笑)とは・・
なんて書いたら皆様はどんな光景を想像するかな?・・・・
あ・・・石を投げないで・・・・もうしませんから・・・・
Zoikhem | 2007/Jan/7 00:11
>スッパマン様
相当に恥ずかしかったそうですよ。
周囲はテンション高めな大群衆ですし(笑)。
牛蒡 | 2007/Jan/7 09:50
蕎麦がきや天丼がよさげですね。
黒光するバナナ。
エロですね、アラーキーの花の写真みたいに。
Zoikhem | 2007/Jan/7 20:57
>牛蒡様
おぉ、特定されましたか?
って飯物はなかったようですから、違うかな(汗)。
黒いですよねぇ。
負けてますよねぇ(涙)。
Toris | 2007/Jan/8 02:16
本日のお題も難しゅう御座いますね〜。(汗)
○○町の『○○』と随分迷いました。
『○の○○○○し○』
でファイナルアンサー!
如何でございましょうか?(汗)
表記に問題が御座いましたら、ご処分のほど宜しくお願い致します(大汗)。
Zoikhem | 2007/Jan/8 02:53
>Toris様
『○の○○○○し○』
は全てひらがなで表記した場合ですよね?
お見事、正解です!
どうやってたどり着かれましたか?
『わざわざ』行く価値があるお店です。
Zoikhemの中では、蕎麦屋というよりも寛げる良い居酒屋さんで、蕎麦も素晴らしく美味い店、です(笑)。
tea様と是非。
ご予算は、一人6000円ほどあれば十分でしょうか。
単価は高いですが、盛りが良いですので(笑)。
Toris | 2007/Jan/8 03:17
>お見事、正解です!
やったぁ〜!!
何か…、
とても…、、、
素直に嬉しいです。(嬉涙)
近々のうちに是非とも。
Zoikhem | 2007/Jan/8 23:39
>Toris様
このお店3月3日は特別の日なので、行くべき日かもしれません(笑)。
でも、いつも以上に混みそうですし、はじめて行くには?かも(汗)。
いずれにしろ、お勧めです。
ダイ | 2007/Jan/10 05:32
相当な蕎麦好きですね、私も好物なので仲間に入れてくださいな。
東京は、美味しい蕎麦屋さんが多くて羨ましいです。
「抜き」を注文するとの事ですが、私の経験上では酒が好きな人が多いような気がします。
白子の天ぷらは、かなり惹かれますね(笑)
Zoikhem | 2007/Jan/11 21:08
>ダイ様
食べ物に関しては、ありがたいですねぇ東京。
中でも確かに蕎麦は名店が多いです。
抜きは、肴、以外の何者でもないですからねぇ。
蕎麦が本質的には酒に合わない、という通な意見にはあまり納得しないZoikhemですが、でも抜きの魅力は判ってしまうのです(汗)。