2008/Feb/24 Sun | Zoikhemの必修
ストレス発散の為の『ジャケ買い』
もちろん、結果として更なるストレスの原因となる事もありますが…。
歳とともに、目利きの精度は上がっているようです。
外観と内実が一致(あくまでZoikhemの期待において)する特異点の見極めを、無数のケーススタディから少しずつ会得しつつあるののかもしれません。
…女性の見極めにもっと、其の精度が発揮されれば良いのですけども(汗)。
で。
ジャケ買い。
つまり、店に入る時点では情報をほぼ持っていない商品を、店内の情報でのみ購買の決断に到る行為なわけですけども。
単純に『表紙からの視覚情報のみ』と言うこともほぼ在り得ないわけです。
音楽の場合は、特定ジャンルの専門店であれば其の設置されていた棚の種類(詳細なジャンルとか)、店員の紹介文(引き合いに出されているアーティストとか)、そしてなんと言っても試聴!更には店内で『掛かって』いた!とか其の情報は案外と豊富です。
問題は書店。
小説や新書の類は簡単です。
帯情報は貴重ですし、設置されている場所や店員のポップが参考になるのはレコ屋と同じです。
それになんと言っても、試聴どころか、普通に開いて読めますしね(笑)。
5分も読めば、未知の作家も、その横顔くらいは何とはなしに見えてくるものです。
特にZoikhemの如き『伝える内容よりも、其の伝え方つまり文章そのものに、より強く執着する』類の書痴にはこれで充分と言えます(汗)。
学術書や専門書の類は、入店時で情報を全く持っていないとか、あまり考えられないですよね?
著者名やタイトルから得られる情報も知らない(解析できない)ほど自分と関わりの無い専門書は、最初から手に取らないでしょう。
逆に自分がゲソを付けている分野であれば、其の書籍に関しての何かしらかの入り口は持っているもんです。
そもそも必要に迫られて買う事は多々あっても、ストレス発散の術として斯様な書籍に手を伸ばす事は稀です。
あくまで、Zoikhemの場合(汗)。
問題はマンガです。
最近の書店は多いですよねぇ。
コミックにエロエロなスケスケ衣装を着せている店が(笑)。
まぁ、仕方が無いとは思うのですけども。
新刊とかの場合はまだ良いのです。
大抵の店でも透け衣装は着させてもらっていないですし。
困るのは、旧作。
旧作で、透け衣装着込みで、しかも漫画専門店や大型店とかでないと大量には扱っていない類のコミック。
文字通りのジャケ買いになってしまいがちなのは、こんな彼らです(汗)。
大型店の方がキッチリと透け衣装を完備されていますしねぇ。
中も読めない、特にポップも無い、もちろん入店以前には情報なんか持っていない。
無い無い尽くしでも、それでも何とかなるのは、当たり前の事ですがマンガである以上少なくとも『絵』は表紙からも伝わってくると言うことです。
はい、当たり前のことですね(汗)。
最近のあたり。
マンガを掲載雑誌ではほぼ読まなくなってしまったZoikhemは、何も情報を持っていませんでした。
マンガ読みの間では、結構知られた新鋭のようですね(後情報)。
2007年度版の『このマンガを読め!』のフリージャンルで4位だったとか。
Zoikhemはこの作品を書店の棚に見た瞬間、表紙の絵柄とそして其のタイトルに強く惹き込まれました。
群青学舎/入江 亜季
ジャケを見、そしてタイトルを読んだだけでピキーンと来たあなたは、Zoikhemとどこか近い傾向をお持ちです(笑)。
短編集です。
広い意味での学舎(時代も国も其々ばらばら)を舞台に語られる、人生の一節。
時に甘く、時に苦く、そして概ね切ない。
過剰な説明を一切排した(作品によっては、必要最低限の背景さえ語られません)其の作風は、それゆえに余韻嫋々。
ジャケ買いの為の説得力である『引き合いアーティスト』を述べてみますと。
Amazonのレビューでも挙げられていますし、読んだChoyeも言っていましたが、其れは例えば、
萩尾望都(初期の)。
彼女以上にZoikhemが強く感じたのは大島弓子だったり、川原泉だったり竹本泉だったりの後姿。
つまり、古き良き時代の少女マンガ的な佇まい。
但し、其れはあくまで後姿で、たぶん前から見た場合は、もっと現代的な顔立ちです。
上記の引き合いアーティストに琴線を震わされた事が有る方は、何処かの書店(透け衣装を着せてない店)で手にとって見ても良いかもしれません。
Zoikhemはとりあえず入江亜季氏の既刊本はAmazonでポチらせて頂きました(笑)。
フォトアルバム
既に、新たな刺青があるChoyeです。
仕舞
Zoikhem
Comments
牛蒡 | 2008/Feb/25 13:34
面白そうな漫画ですね。
ビームコミックスでは「鈴木みそ」に沈没してましたが。
ジャケ買いの楽しさは
地雷を踏むのか、金脈に当たるのかの楽しさや
己の眼力の正確さを確かめる手段でもあります。
エロメディアにも通じます、
VHS、DVDをレンタル、競り落とす時に
目を皿の様にして女優、監督、製作元、
ジャケのコピー、写真、のセンスなど確かめて
家で再生ボタンを押すまでの楽しさ。
海賊版、復刻版は肝心な所がカットされていたり
ビニール掛けで思い出したのは
久世番子 作 「暴れん坊本屋さん」はどうでしょうか?
書店の裏側世界が笑えます。
Zoikhem | 2008/Feb/25 23:04
>牛蒡様
エロは、最近はジャケ買いしないですねぇ。
何らかの前情報が入っていますし。
そもそも、最近はあまりエロに投資していないZoikhemです(汗)。
あっと、現実のペット達への費えは、相当ですけども(笑)。
久世番子は…というか書店業は、近しいだけに(汗)。
スッパマン | 2008/Feb/25 23:06
エロコミックの場合・・・・
時として新版の方が消しが少なかったりします。
当然逆もあります。おおざっぱに言えば、黄色い
「成年コミック」表記のあった時代の物が一番
消しが一番広かった様な・・・・(^^;;;;
いずれにしてもその手の本の在庫はずいぶん前に
一挙にブックオフ行きにしましたが・・・・・
Zoikhem | 2008/Feb/26 18:46
>スッパマン様
なるほど!
確かに言われて見れば、時期によって大きく違いますね、消しの自主規制。
Zoikhemは引越しの度に、大体の書物は『実家送り』にするので、今では相当量の『そういうコミック』が田舎の『旧自室』に放り込まれています(汗)。