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長大すぎる補給線

とタイトルを記すと、先日のネタの続きかと思われてしまうかもしれません。

すわ、フェザーン経由『双頭の蛇』作戦発動かと(笑)。
ラグナロック』なのかと。

いえいえ、違います。
なに、いずれ「しれっ」と書くかも知れませんけども(汗)。


今宵は蟻の話です、いつもながら唐突に。


ある公園での事です。
子供が(と言うか幼児が)道端のブロックの上を凝視していました。
何かを追う様に、少しずつ歩を進めながらも、視線は下方に固定されています。

Zoikhemは同行者とベンチに座り、他愛も無い会話を楽しみながら、視線の端の其の光景にしばらく無自覚でいたのですが、やがて聴こえる奇声に流石に興味をそそられました。

ホテホテと子供達に近寄り、視線の先を追うも、何もありません。
苔むしたブロック組み以外は。
…何も無いように見えました。

数瞬の時を要して、軽く息を飲む様な驚きと共に、漸くZoikhemは気がつきました。
延々と続く、小さき者の隊列に。

身の丈二三ミリの少し赤味がかった、小さな小さな蟻の列。
起点も終点も判らぬ程に延々と続いています。
起点は藪の中(文字通り)、終点は側溝の下に入り込み闇の中(これまた文字通り)。
確認できる部分だけで、30メートルほどはありましたでしょうか?

細く一列では無く、数十匹がファランクスを組むかの様に、軍列を成しての行軍です。
確認できるものだけで、軽く数十、数百万匹の大軍です。

其の光景は、奇妙に聞こえるかもしれませんが、美しい、そう非常に美しいものでした。

非常に機能的で、迷いの介在しない、鋭角な存在感。
個の価値は究極的に分解され、全体の目的の為に只只在る。
美しく、そして甘やかに誘惑的な光景に暫し見蕩れました。
陳腐にガイア的な夢想までしてしまったZoikhemであります(汗)。
己も、ガイアの一細胞、かと。

そんな事を考えつつも、起した行動としては、アリの列に缶コーヒーを30cc程振舞った、という事だったりします(汗)。
ジョボジョボと広がる褐色の泥地。
それまでの一糸乱れぬ行軍を乱し、右往左往する蟻を上から見ながら(文字通り)、
長すぎる行動曲線は、兵法の常道にもとる
などと、嘯くZoikhemなのでありました(笑)。


其の後10分間ほど列が乱れ、各個撃破の対象になるかと思われた蟻軍ですが、奇兵の襲撃も無く、帰りしなにもう一度見た際には、しっかりとファランクス陣形を取り戻していました。
凄いなぁ、再度感動したZoikhemは、再度の妨害を同行者に止められた事もあり(汗)、敬礼を以って蟻の軍列を飛び超えたのでありました。


蟻達は、何処へ、何故、向かっていたんでしょうねぇ…。
数百万併せて『一個の蟻と言う存在』と見るべきであって、蟻達と言う表現は正しく無いのかもしれませんけども…。



追記。
今夜の熊田曜子はエロかったです(謎)。
相当に高レベルの羞恥責め、かと。
勉強すべき点がありますです。
詳しくは明日(汗)。

以上(笑)!!


珍しいTバック
ピアスをサポートしてくれない為、普段余り穿かない類の下着です。

仕舞
Zoikhem

Trackbacks

Comments

vignoble | 2006/Jun/14 03:58

コードレスなのか、それともコードを特別に長くした特注品なのか・・・電源供給と操作信号の伝達経路を延長したのかしらと推測(邪推かな)してしまうviでございます。

Zoikhem様が、いずれ「しれっ」とお書きになられるフェザーン経由『双頭の蛇』作戦、そして、その"神々の黄昏"とはどのようになったのでしょうか・・・エロスの香りが濃厚に漂っておりますね(笑)。

>珍しいTバック
「ピアスをサポートしてくれない為、普段余り穿かない類の下着です。」に同意見でございます。
そして、腰とお腹が冷えるからという理由を追加するviなのです(笑)。

Toris | 2006/Jun/14 04:26

>Zoikhemは同行者とベンチに座り、他愛も無い会話を楽しみながら…
>再度の妨害を同行者に止められた事もあり(汗)…

缶コーヒーを片手に主宰様は何方と公園に居たのか途轍もなく気に為るTorisで御座います。(笑)
一通り読み終えたときは男性のような気が致しましたが、二度目には考えを改めました。
この日、主宰様と公園で楽しく語らっていたうら若き女性は…
Choye様では御座いませんね〜!?主宰様ー!!(汗)
って此れ、まえも遣りましたよね。(笑)

vignoble | 2006/Jun/14 04:45

Toris様との時間差デートのお土産に、もう1つ書き込んでから帰ります(笑)。

>再度の妨害を同行者に止められた事もあり(汗)…
主宰様が缶コーヒーを片手に持ち、蟻の隊列にコーヒーの雨を降らせては、溺れる蟻の様子を楽しんでいる光景が想起されました・・・いつぞやの球根の時のように(笑)。

>今夜の熊田曜子はエロかったです(謎)。
昨夜は2つの番組に出演していたようが、罰ゲームの方でございましょうか・・・肩の抜き方、動かし方ですかしら。
和服ならば、襟の抜きも色香のひとつなのですが・・・。

Toris | 2006/Jun/14 05:01

vi様との時間差デートのお土産に、もう1つ書き込んでから出航します(笑)。

Zoikhem様&vignoble様
>いつぞやの球根の時のように(笑)。

え!?球根と言えば…
『グラジオラスの球根』のお話…
Torisは聞き逃してしまったのでしょうか〜??(笑)

白鳥 | 2006/Jun/14 16:32

 当方西九州は入梅途端に晴空続きです。更新お疲れ様です。
 蟻の行列阻害の件、拝読いたしました。氏は女性だけでなく動物のフェロモンにも敏感に反応されるのかとはたと感心させられた次第です(アリの行列は、前のアリの発するフェロモンを辿って歩行するため)。交尾の最中に水をさされる
犬つがいや当て馬などフェロモンに翻弄される哀しき獣たちを想ってしまいますねぇ。
 熊田曜子の件、私も激賛です。あれは田村淳あってこその羞恥責めでありますねぇ。個人的にも彼女のファンな私ですが、その理由は現在の豊かな乳房以外にも副乳がまだ存在してるという事実をまだ売り出し中にカミングアウトしてのけたという点にあります。実に「三条友美」的妄想をした瞬間であります。

るかるか | 2006/Jun/14 19:13

何故か、バタバタと忙しくこちらに来られない時に限って、オイシイ内容のエントリーになっていて、後から読み返して悔しがっているるかるかです。

フェザーンへの長征は、何かと大変かと・・・。
それを承知で敢えて一言。

「ルビンスキーへ会いにおいでませ!馬やら魚やら温泉やら、お好きなものがいっぱいですよ!」

とりあえず、現地にて略奪しなくても良いと思われます・・・(笑)。

牛蒡 | 2006/Jun/14 23:09

爆竹、ジョウロの水、で巣をよく破壊しました

蟻で思い出しましたが
生物が人間を食い殺す又は襲う映画を最近見かけませんね。
エイリアンやジョーズは別格ですが
人食いアメーバや鳥はよく見ました。

Zoikhem | 2006/Jun/15 01:49

>vignoble様
「コードレス〜」のくだりの意味が、少し(汗)。
開設を願えれば幸いです。

Choyeは最近、命令しないとパンツを穿いてくれません。
それはそれで問題ですね(笑)。

Zoikhem | 2006/Jun/15 01:54

>Toris様
男性と公園で語らうほど、Zoikhemの時間に余裕は御座いません(笑)。

Zoikhem | 2006/Jun/15 01:56

>vignoble様
「襟を抜く」良い表現ですねぇ。
昔は、色街の女性の象徴だったとか?
誰の小説で読んだのかなぁ…。

Zoikhem | 2006/Jun/15 01:57

>Toris様
球根は神秘学上も、其の意味合いは深いですよねぇ(笑)。
Zoikhemは苦い記憶と結び付いておりますけども(汗)。

Zoikhem | 2006/Jun/15 01:58

>白鳥様
副乳の話はZoikhemも存じておりました。
確かに異形のエロスを感じますよね。

其れ以上に、彼女の最近余り見ない類の『がつがつとした貪欲さ』に惹かれるZoikhemです。
容貌を裏切らない、ぎらぎらとした魂の在り様に。

Zoikhem | 2006/Jun/15 02:01

>るかるか様
漫画版では何と女性、名前もルビンスカヤである事はご存知でしょうか(笑)?
あまりに女性が少ないが故の苦肉の作とか。

ところで「ルビンスキーへ会いにおいでませ!〜」
何かのネタ…なんでしょうか(汗)?

Zoikhem | 2006/Jun/15 02:04

>牛蒡様
そう言えば、最近は其の類の傑作を見ないかもしれませんねぇ。
ホラー自体が下火なのも一因かもしれませんが…。

そろそろ『滅びの笛』を完全実写化して欲しいZoikhemです。
『戦国自衛隊』を台無しにしている金が在るのなら(笑)。

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yesno
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