2008/Apr/4 Fri | Zoikhemの必修
早くに熟し、早くに出逢ってしまった
小学生の頃。
保健室に貼ってあった皮膚病のポスターに、サブイボ(鳥肌)を湧かせて慄いた経験はありませんか?
小学生の頃。
学校でトイレを(更に限定するならうんこを)する事は、エンガチョの理由では在りませんでしたか?
小学生の頃。
給食が食べ切れず、昼休みにドッジボールに興じる級友を恨めしく眺めた経験はないですか?
小学生の頃。
図書室の古い小説(特に乱歩や横溝)には毒がしみこんでいそうで、さわれなくありませんでした?
そして。
小学生の頃。
誰もいない教室のカーテンや体育館の緞帳の中に好きな女の子と一緒にくるまって、暗闇の中で上がり続ける体温を持て余した、そんな想い出をお持ちではないですか?
Zoikhemはあります。
だからこそ、Zoikhemはこの作品が大好きです。
『SEASON1&2 / 田沼 雄一郎 』
昭和五十年代の関西の或る町を舞台にした、やんちゃな少年と東京から越してきた少女の物語。
少女は少年を誘い、少年は少女に応えた。
幼いなりに、いや、幼いからこそ、其れは純粋に
『恋』と呼ぶべき衝動。
『愛』と呼ばれる行為。
ただ、周囲の大人にとって、二人は幼すぎた。
ただ、それだけの事。
小学生の恋愛モノ、全面的にエロあり(掲載誌が当時のホットミルクですから)!
現在絶版というのも、むべなるかな…。
…そんな現状は間違っていると思いますけどね(汗)。
徹底した時代描写や、小物へのこだわりが、物語に説得力を与えています。
牛乳瓶の蓋集めやら、ミルメークやら、教室のだるまストーブやら、真冬でも半ズボンでドッジボールやら(笑)。
近い時代を生きてきたZoikhemにとっては、とてもとてもファンタジーと呼べる種類の物語ではないんですよね。
小学生同士の恋(including 性衝動)も、己のヰタ・セクスアリスを見つめなおす上で到底無視できません。
まぁ、Zoikhemなどは若干以上の傷みとともに思い返すわけです(汗)。
実用目的としては、それほど鋭い剣先を有しているわけでは在りませんが、エロマンガというフィルターというか色眼鏡で括り終えてしまうには、惜しすぎる。
そんな『初』恋物語です。
連載時の終わり方は相当に切ないものでしたが、コミックスで足された終章は更に号泣。
しかし、其処に切なさは無く、えもいわれぬ幸福感が。
此方は新刊。
デブで体臭のきつい包茎少年が、当たるを幸い持てまくり、ヤリまくる、という『立派なファンタジー』です(笑)。
作者作品中では最高のシズル感。
実用目的には断然此方でしょうね(汗)。
開国の街
早春の息吹に誘われて。
仕舞
Zoikhem
Comments
牛蒡 | 2008/Apr/5 20:52
小学生の頃
保健室で寄生虫のホルマリン標本を眺めたり。
健康診断の時に女の子が
検尿用の試験管とビーカーを汲み取りで落としたり。
球技より図書館で楽しさを追求してました。
女の子を意識してませんでしたが
自分のヰタ・セクスアリスは幼稚園の先生でした
たまたま先生のスカートの中に頭を入れたら
頬を赤らめて烈火のごとく怒られたのです。
後から想像すると、どうも生理だったみたいで。
地域や年代にもよりますが
一番イヤだったのが赤痢の検査。
ガラス棒を黄門に少々差し入れて、
その棒をシャーレに擦りつける。
6,7歳でA感覚?の開発をしようとは。
ダイ | 2008/Apr/6 20:38
思い起こせば、小学生の頃に現在のフェチの原点が。
幼馴染に布団の中で見せてもらった「生尻」、あれから私は立派な「オシリスト」に成長しました。
引っ越しいて以来、連絡が取れなくなってしまった幼馴染よ、ありがとう。
Zoikhem | 2008/Apr/6 22:07
>牛蒡様
赤痢の検査…は未体験かも知れません(汗)。
いわゆる検便に含まれていたのでしょうかね?
時代性の差かも、といったら怒られてしまうでしょうか。
幼稚園の先生、良いリアクションですねぇ(笑)。
Zoikhem | 2008/Apr/6 22:11
>ダイ様
羨ましい経験ですねぇ。
心底羨ましく思います。
Zoikhemの場合は保育園の時に、同級のオンナノコのお尻の穴にグラジオラスの球根押し込んで遊んでいたとか(汗)。
伝聞でして、Zoikhem自身の評価では真贋の区別が付けられずにいます。
そういう意味では原点ではないかもしれません。
…もっと前かも(笑)?