2007/Nov/15 Thu | Zoikhemの必修
折原一の新作
を読んでいるため、今夜は愛想無しです(汗)。
読書の楽しみとは、究極的には
『積荷の中身ではなくて、その運搬方法』
つまり、文章が運ぶ『内容(メッセージ、思想)』ではなく、活字の列なりである『文章其の物』を追う行為、それ自体が楽しさの本質、と暴論としては言い切ってしまうZoikhemのような人間にとって、見逃せない作家である事は言うまでもありません。
折原一氏。
『叙述系トリック』などというタームを持ち出すまでも無く、文章自体が其の面白さの本質であると言い切れる作家さんです。
って、説明するまでも無く推理小説好きにとっては必須な巨匠さんですよね(汗)。
嘘無く騙し、狡無く視線を変えさせられ、ミスリードされる心地よさに浸っております。
地の文と会話文の接続の妙によって生まれる、この読書興奮、Zoikhemはことのほか好きです。
しかし、恐らくですが、
『純粋に文字だけを追って文意を掴もうとする無垢な魂』の持ち主
〜例えば読書をし始めたばかりの幼稚園生とか〜
にとっては、通じない楽しさ、そして裏切りなんでしょうねぇ。
其れまでの読書経験が作り出す『落差』こそが、かような叙述のトリックの本質なのかもしれませんな。
其の手の専門家の皆様からすれば、至極当たり前すぎる意見だとは思いますけども(汗)。
ところで、更新しております。
予告の通り、Choyeの自縛画像です。
更にところで、近場のエロス旅行に行っていました。
結果はまたいずれ。
Angry Ogre
今年の歩みは遅い、そうです。
仕舞
Zoikhem
Comments
ダイ | 2007/Nov/17 00:37
会員棟更新を拝見しました。
なかなかに手馴れた様子、近い内にZoikhemさんの緊縛姿が拝見できるのではと思いました。(笑)
Zoikhem | 2007/Nov/18 20:33
>ダイ様
いやいや、まだまだZoikhemは縛れませんよ。
何せ、必要な縄の量が(笑)。