2006/Nov/17 Fri | Zoikhemの必修
ご冥福をお祈りします
石川賢氏が亡くなられたそうで…。
何が吃驚したって、お亡くなりになった石川氏が58歳にもなっていた、と言うことです。
Zoikhemのイメージではもっと若い方かと。40代くらいの。
いずれにしても、亡くなるには若すぎますけども…。
師匠に当たる永井豪氏と大して変わらないお年だったのですねぇ…。
永井豪をして『戦友』と呼ばれるわけは、その年齢にも在ったのかもしれません。
あくまで、一因は。
主な要因は、勿論、その才能&仕事の見事さ故にでしょうけども。
調べてみると、60年代末期からダイナミックプロの作画に大きく関わっておられたようです。
なるほど、師匠と変わらぬ年格好なわけです(汗)。
好きな作家さんでした。
師匠譲りの破天荒と、師匠を超える粘着質&生理的嫌悪の構築術。
師匠と違ってコンパクトに作品を『終わらせる』事が出来る作家さんでもあった様に思えます。
時に、雑誌の意に沿ってか、コンパクトの枠を遥かに超えて『強引に』終わる事もありましたけども(汗)。
『魔獣戦線』
『魔界転生』
『5001年ヤクザウォーズ』
『真ゲッターロボ』
MIROKUをはじめとする『虚無戦記シリーズ』
など、どれも忘れ得ぬ作品です。
なにげに『闇狩り師 九十九乱蔵』シリーズのコミカライズなんかも手がけていましたねぇ(笑)。
個人的には、石川氏には師匠永井が放置した(様にZoikhemには思える)、
『凄ノ王サーガ』
を補完&完成して欲しかったなぁ…。
正直、小説版はうーんな感じですし(汗)。
凄ノ王も所謂『ドグラ』シリーズに組み込んでしまっても良い様な気がするZoikhemなのですが、どうでしょうか(汗)?
作画的に。
…妄想は夢に終わってしまいました。
ご冥福をお祈りします。
本当は今日は、この事件と『司法取引』に関して思うところを書こうかな、と考えていたのですが、
STOP PRESS!!
がと飛び込んで着た為、急遽内容を差し替えてお送り致しました(汗)。
追記。
表GALLERYを更新しております。
もし宜しければ御覧下さいませ。
仕舞
Zoikhem
Comments
牛蒡 | 2006/Nov/18 00:43
作品の広がり方は横山光輝さんと
良い勝負と思っていたのですが。・・・合掌。
訃報といえば1,2月前?には
「ブライト艦長」鈴置さんも亡くなられましたよね。
Renault | 2006/Nov/18 04:27
前回のコメントで、RとLのスペルを間違っちゃいました。L嬢様、ごめんなさい。ピアスは増えましたか?
映画は2作品とも、未観でしたか。鍵言葉を出し過ぎました。ニュータイプであられる、Zoikhem氏には「読める、私にも、あらすじが読めるぞ!ルノー!」てな感じでしたね。(反省)
Renaultが思うに、作品の完成度では、今年の邦画No1でしょう。”虹の女神”の飛行機墜落事故より、”ただ、愛”の方がメルヘンチックしていて、より映画向きなんです。”寫眞
”も映画を引き立てる、良いスパイスになってます。
”テキサス”はビギニングと謳っている事もあり、話はお決まり通りです。キャッチコピーにあるように、覚悟して観に行って下さい。あるシーンが終わるとRenaultから見える範囲でも4,5人の方が途中退場(エンドロールが終わっても戻って来なかった)されました。猟奇犯罪者養成映画ですね。出演者の方々の迫真の演技の賜物でしょう。
”この事件”については、司法取引と言う制度があったから、禁固90年という、ある意味納得できる決着に落ち着いたと言えます。このような事案の場合、死刑を免れるために、”知らない、やってない”の1点張りになり、審理期間が、長くなってしまいます。最悪、証拠不十分で、無罪なんて事もありえます。死刑にしないから、事実関係をすべて白状しなさい、と約束すれば、関係者も芋づる式に検挙でき、裁きも与えられ事件全体の解決が短期間になるのです。亡くなった方々の無念さ、すべてを晴らす事には、なりませんが、事件の真相が闇に葬られ、うやむやになるよりは、ましなはずです。
うーん、大学のレポート書いたみたいだなぁ。
Zoikhem | 2006/Nov/18 22:53
>牛蒡様
御亡くなりになりましたねぇ、鈴置さん…。
G関係ではマ・クベが御亡くなりになった時もショックでしたが。
Zoikhemにとってはマ大佐というよりも、初代Dで御座いますけども(汗)。
Zoikhem | 2006/Nov/18 23:01
>Renault様
「ただ、愛」は友人諸氏の不評を聞いて、優先順位が後回しになっていたのですが、Renault様様のご推薦と在れば、繰り上げる必要がありそうですね(汗)。
クワイエットライオット君(って判りませんね、此れでは誰も)は、いずれ観る予定です。
此れも一作目が、ちょいと、でしたので(汗)。
残酷描写は、最近『ホステル』で耐性付けましたので、大丈夫かと(笑)。
司法取引も其の一つであろう、明文化されざる法体系も、法の安定性を支える鼎の一つとして有用であろうとは思います。
が、其れは、恐らく自国内で(つまり国内法の手が伸びる範囲で)こそ益が多い療法であって、斯様なリスキーな文化対立の最中に構成するには、あまりに劇薬かな、とZoikhemはそう思うのです。
ようは、ムスリムの方々が『どう受け止める』かでありまして…。
ダイ | 2006/Nov/19 15:16
58歳は若すぎますね、ご冥福を祈りつつ・・合掌。
幅広い作品に関られていたようですね、真ゲッターロボなど拝見した事がありますが、今の子供達には某ゲーム内のキャラとしてしか認知されていないのでしょうね(汗)。
スッパマン | 2006/Nov/19 17:38
早すぎますねぇ。まぁあの業界は激務ですから・・・
昭和の昔・・・「マンガ少年」誌創刊号に名前を
見たのがメジャーデビューでしょうか?(1976年9月)
原作付きではありましたが・・・
そうそうたる面々(手塚氏、松本氏、石森氏、藤子氏と等々)
の中にあって、堂々渡り合っておられたかと・・・
考えたら名前を挙げた方々もずいぶんとあちらの世界に
渡ってしまわれました。その時代の作者さんのアニメ作品って
原作漫画見るとある意味別物なんですよね。
今の作品はそのギャップがとても少ないような・・・・
最後の大物って誰になるかなぁ??
ha | 2006/Nov/19 21:39
惜しい方を亡くしました。つくづく漫画家という職業は長生きできないもんですね…。豪ちゃん先生の初期作品「学園番外地」で既に共作名義ですから、キャリアは30年近くでしょう。80年代は比較的低迷していた印象ですが、90年代の活躍ぶりが凄かった。あれは荒木飛呂彦あたりからのフィードバックもあったのではないかと思ってます。個人的フェイバリットは「魔獣戦線」「ゲッターロボ」「〃號」「ウルトラマンタロウ」「5000光年の虎」「魔界転生」あたりでしょうか。
Zoikhem | 2006/Nov/21 19:37
>ダイ様
あのゲームの功績(功罪?)は大きいですよねぇ。
ファーストGを知らない世代にも『アムロは強い!』との刷り込みは与えてくれていますし(笑)。
ブライトは口やかましい、とかも(汗)。
鈴置氏も鬼籍ですねぇ…合掌。
Zoikhem | 2006/Nov/21 19:40
>スッパマン様
その辺りは殆ど耳知識なZoikhemです(汗)。
原作とアニメが同時進行だったりしますからねぇ。
松本零士氏とか、それで色々揉めているようですし、今でも(汗)。
デビルマンとか、同じタイトルでよいのか、ってレベルですものねぇ。
映画版以降のヤマトも(汗)。
Zoikhem | 2006/Nov/21 19:42
>ha様
荒木飛呂彦辺りからのフィードバック!
なるほど、それは確かにあるかも、ですね。
若手に嫉妬する才能も、若手を貪欲に咀嚼する才能も、ともに作家性を長生きさせる為には超重要な要素であると考えるZoikhemです。
手塚氏とか凄かったそうですものねぇ、大友氏への意識とか。
ha | 2006/Nov/21 22:45
手塚先生はライバル意識がとんでもなく凄かったようですね…微笑ましいぐらいに。もしご存命だったら「ライオンキング」に一体何と言ったか興味がありますよ。
Zoikhem | 2006/Nov/22 00:05
>ha様
何人(笑)が見たって鋭すぎるパクリでしょうけども、案外騒ぎにならなかったのは、大人の根回しが効いたからなんですかね(汗)?
せいぜいが、レオを映画化して嫌味を言ったくらいで。